外壁塗装や屋根塗装の費用相場(30坪、40坪、50坪)

外壁塗装や屋根塗装の費用相場(30坪、40坪、50坪) (3)

外壁塗装や屋根塗装は、同じ家でも業者によって費用が大きく変わります。

「見積もりを取ったらA社は120万円なのにB社は140万円だった」ということも珍しくありません。

車と同じように、お住まいも買ったら終わりではなく、維持するためにそれなりの費用がかかります。

外壁塗装・屋根塗装はその最たる例と言えるでしょう。


とは言え、見積もりをとってもその金額が高いのか、安いのかわからないと契約しにくいですよね。

理由もわからず相場より高く、後で後悔はしたくありません。

相場がわかっていれば、業者に見積もりを取った際に契約すべきかどうかの判断材料になるでしょう。


この記事では外壁塗装と屋根塗装の費用相場について詳しく解説します。

すでに見積もりを取った方も、これから見積もりを取ろうとお考えの方も、ぜひご参考になさってください。

費用相場を把握し、納得のいく金額で優良塗装業者と契約をしましょう。

目次

屋根と外壁は一緒に塗装した方がいい?

外壁塗装や屋根塗装の費用相場(30坪、40坪、50坪) (5)

「とりあえず屋根だけ塗装したい」

「今は外壁の汚れが気になるから、外壁だけ塗装したい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、外壁と屋根は同時に施工されることをおすすめします。


なぜ同時施工がいいかと言うと、同時に施工をすることで足場設置が1回で済みます。

別々に工事をするとなると、外壁塗装、屋根塗装とそれぞれ足場を組むことになり、足場費用も倍かかります。

足場の費用相場は30坪のお住まいで約15~20万円ですので、同時に施工をすることでコストを抑えることができます。


メンテナンスのタイミングも、外壁と屋根はほぼ一緒です。

数年ずらして別々に塗装するメリットは特にありません。


また、外壁塗装をして外壁だけ綺麗になっても、屋根が色褪せたり汚れていると建物全体を見た時に結局古びて見えてしまいます。

それではせっかく外壁塗装をしてももったいないので、外壁・屋根・付帯部はできるだけ一緒に塗装をした方がいいでしょう。

外壁と屋根を同時に塗装する場合の坪ごとの費用相場

外壁塗装や屋根塗装の費用相場(30坪、40坪、50坪) (4)

外壁と屋根を同時に塗装する場合の費用相場について、以下の表にまとめました。

坪数費用相場
30坪約80~140万円
40坪約100~160万円
50坪約120~180万円

坪数は「延べ床面積」のことを指し、延べ床面積は1階と2階の総面積のことを言います。

ちなみに「建坪」はお住まいを上から見た時の建築面積を指し、延べ床面積とは別のものです。


上記の表はあくまで目安で、補修内容や付帯部の施工などにより、相場よりも高くなる場合があります。

それほど特別な工事が必要ないにも関わらず、相場よりも安すぎる・高すぎる場合は契約をしない方が無難でしょう。

【坪数別】外壁塗装・屋根塗装の見積もり例

実際に外壁塗装・屋根塗装で使われている見積もり書の例をご紹介します。

30坪・40坪・50坪ごとに費用の違いが分かるようご紹介しますので、ご参考になさってください。

30坪の見積もり例

一般的な30坪戸建ての見積もり例です。

外壁は窯業系サイディング、屋根は化粧スレート屋根、外壁も屋根もシリコン塗料での塗装を想定したものです。

施工内容施工面積単価合計
足場設置180㎡800円144,000円
高圧洗浄作業180㎡200円36,000円
養生180㎡400円72,000円
シーリング打ち替え100m800円80,000円
シーリング増し打ち50m700円35,000円
破風板、鼻隠し塗装45m1,000円45,000円
雨樋、水切り塗装1式40,000円40,000円
軒天塗装10㎡1,500円15,000円
外壁下塗り140㎡800円112,000円
外壁中塗り140㎡1,200円168,000円
外壁上塗り140㎡1,200円168,000円
屋根下塗り70㎡800円56,000円
屋根中塗り70㎡1,200円84,000円
屋根上塗り70㎡1,200円84,000円
タスペーサー70㎡300円21,000円
諸経費1式30,000円30,000円
小計1,190,000円
消費税(10%)119,000円
総合計1,309,000円

40坪の見積もり例

続いて、一般的な40坪戸建ての見積もり例です。

外壁は窯業系サイディング、屋根は化粧スレート屋根、外壁も屋根もシリコン塗料での塗装を想定したものです。

施工内容施工面積単価合計
足場設置220㎡800円176,000円
高圧洗浄作業220㎡200円44,000円
養生220㎡400円88,000円
シーリング打ち替え150m800円120,000円
シーリング増し打ち70m700円49,000円
破風板、鼻隠し塗装60m1,000円60,000円
雨樋、水切り塗装1式45,000円45,000円
軒天塗装15㎡1,500円22,500円
外壁下塗り160㎡800円128,000円
外壁中塗り160㎡1,200円192,000円
外壁上塗り160㎡1,200円192,000円
屋根下塗り80㎡800円64,000円
屋根中塗り80㎡1,200円96,000円
屋根上塗り80㎡1,200円96,000円
タスペーサー80㎡300円24,000円
諸経費1式30,000円30,000円
小計1,426,500円
消費税(10%)142,650円
総合計1,569,150円

50坪の見積もり例

続いて一般的な50坪戸建ての見積もり例です。

外壁は窯業系サイディング、屋根は化粧スレート屋根、外壁も屋根もシリコン塗料での塗装を想定したものです。

施工内容施工面積単価合計
足場設置260㎡800円208,000円
高圧洗浄作業260㎡200円52,000円
養生260㎡400円104,000円
シーリング打ち替え200m800円160,000円
シーリング増し打ち90m700円63,000円
破風板、鼻隠し塗装75m1,000円75,000円
雨樋、水切り塗装1式50,000円50,000円
軒天塗装20㎡1,500円30,000円
外壁下塗り180㎡800円144,000円
外壁中塗り180㎡1,200円216,000円
外壁上塗り180㎡1,200円216,000円
屋根下塗り90㎡800円72,000円
屋根中塗り90㎡1,200円108,000円
屋根上塗り90㎡1,200円108,000円
タスペーサー90㎡300円27,000円
諸経費1式30,000円30,000円
小計1,663,000円
消費税(10%)166,300円
総合計1,829,300円

上記は一例で、具体的にいくらかかるかは、現場調査に伺い、塗装面積を図ったり劣化症状によって判断します。

「屋根外壁0円診断・無料⾒積り」については、こちらのページです。

良い見積もりとはどんなものか

外壁塗装や屋根塗装の費用相場(30坪、40坪、50坪) (3)

業者には残念ながら悪徳業者や手抜き業者が存在します。

優良業者に依頼をするため、良い見積もりとはどんなものなのかを知っておきましょう。


工程が細かく分けられている

良い見積もりは工程が細かく分けられていて、足場設置や高圧洗浄作業、塗装回数、付帯部のどの部分を塗装するのかなどが細かく記載されています。

「項目が沢山ありすぎてもよくわからない」と思われるかもしれませんが、そのような知識のない人を狙って「どうせわからないだろう」と適正価格よりも高く費用が設定されることもあります。


例えば外壁下塗り・中塗り・上塗りと項目ごとに分かれているのではなく、外壁一式と書かれていれば下塗り・上塗りだけしか行われないかもしれません。

工程ごとに項目がしっかりと分けられているかどうか、それぞれに適正価格が設定されているかどうか確認しておきましょう。

塗料名が記載されてい

塗料名が記載されていなければ、希望していた塗料よりもグレードが低い塗料を使用される可能性があります。

また、費用を上乗せされていることに気が付かないことも。

適正な価格かどうか確認するためはもちろん、希望する性能や色の塗料が使われるかどうかも確認することが大切です。

有効期限が1ヵ月以上ある

見積書はほとんどの場合、有効期限が設けられています。

外壁や屋根というのは四六時中、雨や紫外線に当たり続けていて状態が変わりやすいからです。


有効期限が1週間や、当日中というように短い期間が設定されている場合は注意が必要です。

急いで契約させようとする業者は優良業者であることが少ないからです。

外壁塗装・屋根塗装の費用が高くなる場合はこんな時

実際に見積もりを取ったら、相場よりも費用が高い、ということはよくあることです。

ではなぜ費用が高くなるのか、その例をご紹介します。

①塗料のグレードが高い

塗料にはシリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料、遮熱塗料・・・と沢山の種類があります。

塗料の違い使われている材料はもちろん、期待耐用年数や含まれる機能などです。

基本的に期待耐用年数が高いほど、良い機能が含まれるほど価格は高くなります。

②屋根の形、お住まいの形によって塗装面積が大きい

同じ30坪のお住まいであっても、形により外壁や屋根の面積が異なります。

お住まいの形が複雑になればなるほど、塗装面積は大きくなります。

総2階のお住まいで1階と2階の造りがほぼ同じのものよりも、ベランダ部分が大きく出ている、下屋根が大きい場合は塗装面積が大きくなります。

③屋根の勾配が大きい

屋根の勾配とは、屋根の角度のことです。

角度が急なら急勾配、緩やかなら緩勾配と言います。

屋根の勾配が大きいと、屋根の上に足場を組む「屋根足場」が必要になります。

屋根足場は急勾配の屋根でも職人が安全に作業できるように設置する足場です。

勾配が5寸(約26.5°)以上の急勾配だと一般的に屋根足場を組み、費用にプラスされます。


また、単純に急勾配だと緩勾配よりも面積が大きくなるでしょう。

塗装面積が大きければ必要な塗料などが増えるので費用は高くなります。

④塗装面の劣化状態が著しい

外壁や屋根の劣化が激しい場合、塗装作業の前に入念な補修作業が必要になります。

補修方法は劣化状態によって異なり、手間がかかればかかるだけ費用は高くなります。


例えば、小さなひび割れであれば塗料で埋まる場合もありますが、大きなひび割れだと電動工具でひびを広げ、下塗り材を塗布し、シーリングやモルタルで埋める工程が必要になります。

外壁塗装・屋根塗装の費用を抑える方法

外壁塗装や屋根塗装の費用相場(30坪、40坪、50坪) (2)

外壁塗装や屋根塗装はお住まいのメンテナンスのために行う大切な工事ですが、決して安くはないので実施に踏み切れない方もいらっしゃると思います。

同じ施工内容なら、できるだけ費用を抑えたいですよね。

ここでは外壁塗装・屋根塗装の費用負担を減らす方法をご紹介します。

①相見積もりを取る

相見積もりとは、2社以上の業者から見積もりを取ることをいいます。

多ければ多いほど、料金の比較ができ、職人の説明のわかりやすさや安心できるかどうかの判断もできます。

ただ、多くの業者から見積もりを取るとそれだけ手間はかかるので、3社程度がおすすめです。


「他の業者にも見積もりを取ってもらうのがなんだか申し訳ない」という方もいらっしゃいます。

しかし、相見積もりは一般的な業者の選び方です。

そのため、業者に「相見積もりを取っている」と言ってもなんら問題ありません。

むしろ、相見積もりを伝えることで少し金額を下げた見積もりを作成される場合もあります。

断る際も「他の業者にすることにした」と伝えるのはよくあることなので、気にせず相見積もりを取りましょう。

②自社施工の塗装業者に依頼する

大手ハウスメーカーに依頼をすると、実際に工事をするのは下請けや孫請けであることがほとんどです。

その場合、中間マージンという余計な費用が発生します。


自社施工の業者に任せれば、中間マージンが発生しない分、コストを抑えることができます。

自社施工かどうかは業者のホームページに記載されていることが多いです。

わからない場合は直接聞いてみましょう。

③補助金を活用する

お住まいの地域によっては自治体から補助金を受け取れる場合があります。

補助される場合は工事費用の一部ですが、コストを抑えられる可能性があるので自治体のホームページを確認したり、直接問合せてみるといいでしょう。


具体的には省エネ対策の一環として、遮熱塗料による塗装で適用されることがあります。

また、地域経済の活性化を目的としている場合もあります。

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外壁塗装や屋根塗装の費用相場(30坪、40坪、50坪) (1)

外壁塗装・屋根塗装の相場について、坪数ごとの費用相場や見積もり例をご紹介しました。

相場が分かっていれば見積もりを取った際に本当に契約をしていいのかという判断基準になります。

見積書を受け取った際はぜひこの記事のことを思い出してください。


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