【本社事務所】神奈川県鎌倉市城廻413-50
【営業所】神奈川県横浜市戸塚区戸塚町1306
神奈川県知事許可(般-5)第86005号
営業時間 9:00〜18:00 土日祝も対応
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屋根や外壁にひび割れが起きていたら「これは放っておいても大丈夫だろうか」と不安になりますよね。
また、「どうしてひび割れが?」「どう補修するの?」という疑問も出てくるでしょう。
この記事では屋根材・外壁材ごとの症状や原因、補修方法、費用相場について詳しく解説します。
屋根や外壁にひび割れを見つけたら、ご参考になさってください。
屋根材・外壁材といっても、材質によって症状や原因が異なります。
お住まいに使われている材質について確認してみましょう。
スレート屋根とは、セメントに繊維素材を混ぜて5mm程度の薄い板状に加工したものです。
カラーベスト、コロニアルとも呼ばれていて、現在最も普及している屋根材です。
スレート屋根のひび割れの症状・原因は以下の通りです。
①経年劣化によるひび割れ
時間が経つにつれ、スレート屋根は劣化していきます。
夏場、屋根の表面温度は70度近くにもなりますし、雨で湿って晴れで乾燥してと、徐々に耐久性を失っていきます。
特にスレート屋根は薄く作られているので、経年劣化によるダメージには弱い傾向にあります。
②衝撃によるひび割れ
台風や強風の際、物がぶつかることによってスレート屋根がひび割れることがあります。
また、雪深い地域では屋根に積もった雪が、下屋根に落ちて割れてしまうケースも。
他にも雹などによってダメージを受けることもあるでしょう。
③踏み割れ
踏み割れとは、人の足で踏んで屋根が割れることをいいます。
アンテナや太陽光パネルの設置や撤去、修理など、スレート屋根の上で工事を行う際にひび割れが発生することがあります。
特に経年劣化して脆くなったスレート屋根が割れることがほとんどです。
踏み割れにはスレート屋根そのものを踏んで割れる場合と、スレート屋根を固定している釘を踏むことで割れる場合の2パターンがあります。
続いて、瓦屋根が割れる代表的な原因を見ていきましょう。
①経年劣化によるひび割れ
築年数の古いお住まいでは、瓦を固定するために鉄製の釘が使用されていることがあります。
鉄製の釘は時間が経過することで錆び、膨らんできます。
この釘の膨らみによって屋根瓦の割れの原因となることがあります。
②衝撃によるひび割れ
台風や強風などの飛来物による衝撃で瓦が割れることがあります。
また、屋根の上にアンテナがある場合、アンテナが転倒することによって割れるケースも多いです。
③凍て割れ(いてわれ)
凍て割れは凍害や凍み割れ(しみわれ)とも呼ばれている症状です。
長い間、瓦が雨水を受けていることで水分を吸収しています。
そして、吸収した水分は気温が下がることで凍って膨らみます。
これが繰り返されることにより、瓦の表面が割れてくるのです。
モルタルとは、水とセメントと砂を混ぜ合わせた素材で形成されたモルタルの下地により作られた外壁です。
表面には塗装がされていて防水性を持たせてあります。
モルタル外壁のひび割れの症状・原因は以下の通りです。
①経年劣化によるひび割れ
紫外線や雨による経年劣化により、モルタル外壁はひび割れやすくなります。
紫外線や雨には表面の塗装を劣化させる力があります。
劣化したモルタル外壁が雨を吸水するようになると、乾燥と吸水を繰り返して膨張・収縮の負荷が掛かり、ひび割れが起こります。
②自然災害によるひび割れ
地震などの自然災害が起きた際、揺れによってひび割れが起こることがあります。
建物自体が揺れて動くと、歪みに耐え切れずひびが入ってしまうからです。
モルタル外壁は圧力にはある程度強い外壁ですが、揺れにより想定していない方向への力が加わると弱くなります。
特にお住まいの屋根が重い瓦屋根だと揺れが強くなるため、ひび割れが起きやすくなります。
③モルタル自体の乾燥によるひび割れ
モルタル外壁は築2~3年頃で自然とひび割れが出てきます。
経年で必ず起きてしまう症状で、新築から乾燥しきって家の状態が整ったという証拠ですから急いで補修が必要なひび割れではありません。
ただし、数年以内に対策をしなければひび割れが広がる可能性がありますので注意しましょう。
サイディング外壁は一般的にセメント製のものや金属製のものを指すことが多く、板を張り合わせた外壁です。
サイディング外壁のひび割れの症状・原因を見ていきましょう。
①経年劣化によるひび割れ
サイディング外壁は何年も紫外線や雨を浴び続けると、表面に塗られていた塗料が劣化し、防水効果を失います。
水を吸う状態となったサイディング外壁が雨の日に膨張、晴れて乾いて収縮、という動きを繰り返して少しずつ負荷がかかり、ひび割れが起こります。
この症状は日の当たりやすい南側や外壁の釘周りに起こりやすいという特徴があります。
②サッシの重みや開け閉めによる振動
お住まいにいくつもある窓サッシも、サイディング外壁がひび割れる原因になります。
窓サッシはとても重いもので、何年も窓の開け閉めを繰り返すことによって少しずつ衝撃が蓄積していき、周りのサイディングはダメージを受けています。
これが原因でひび割れができやすいのは、特にサッシの四隅ですので見てみましょう。
③自然災害によるひび割れ
サイディング外壁は地震に強いというメリットがありますが、大きな揺れの時には歪みに耐え切れず、ひび割れが起こることがあります。
他の原因のひび割れと見分けることは難しいので、大きな地震の後に見覚えのないひび割れがあったら地震が原因かもしれません。
では実際にひび割れが起こっていたら、どのような補修方法が必要で、いくらかかるのでしょう。
ここでは材質別に補修方法と費用相場をご紹介します。
スレート屋根がひび割れていたり欠けている場合、以下の補修が必要になります。
・小さなひび割れはシーリング補修
小さなひび割れの場合はシーリング材などの補修材で補修します。
シーリング材での補修が多く、ゴム製の樹脂で防水性の高い材料です。
ひび割れに沿ってシーリング材を充填し、平になるよう伸ばして埋めます。
塗装などせず、補修のみの場合は足場が不要なことが多いので、数か所補修しても費用は約1万円~です。
補修後、塗装もする場合は約40~80万円ほどです。(2階建て30坪の場合)
・大きなひび割れ、欠けは部分交換
大きなひび割れや欠けがある場合は、その部分を交換します。
スレートは下から順に釘で固定されて葺き上げられているため、取り外すことはできません。
交換をする場合は、見えているところを切って、上から接着します。
費用は1箇所ごとに約1~2万円ほどかかります。(別途、足場代が必要になることがあります)
・全体的にひび割れている場合は屋根カバー工法
屋根全体に細かなひび割れが沢山起こっている場合は屋根カバー工法を行いましょう。
屋根カバー工法とは、既存の屋根に新しい屋根材を被せる(カバーする)工法です。
費用はお住まいの大きさや傾斜にもよりますが、約100~150万円です。(20~30坪の場合)
補修+屋根塗装より費用はかかりますが、劣化が著しい場合だと塗装しても強度の向上はあまり見込めませんので、屋根カバー工法がいいでしょう。
・雨漏りしていたら葺き替え工事
葺き替え工事とは、もともとの屋根を撤去して新しい屋根に葺き替える工事をいいます。
雨漏りをしているにも関わらず、屋根カバー工法や屋根塗装をすると、湿った内部の木材が腐り、耐久性が落ちてしまいます。
葺き替え工事の費用相場は約150~200万円です。(20~30坪の場合)
続いて、瓦屋根がひび割れた際の補修方法・費用相場を見ていきましょう。
・衝撃によるひび割れや踏み割れは部分差し替え
一部分が割れている場合は割れている場所を撤去し、新しい瓦に差し替えます。
割れた部分を抜き取り、新しい瓦に差し替えて周りの瓦と接着をして補修します。
費用の目安は約3万円~です。(別途、足場代が必要になることがあります)
・瓦自体が劣化している場合は葺き替え工事
屋根全体の瓦が劣化している場合は葺き替え工事が必要です。
葺き替え工事はもとの瓦屋根を撤去して新しい屋根へ葺き替える工事です。
瓦屋根の葺き替え工事の費用相場は約160万円~240万円です。(20~30坪の場合)
なお、瓦屋根の場合は形状、重さから屋根カバー工法は選択できません。
モルタル外壁のひび割れは補修材で補修をします。
どのように補修していくのか、費用はどのくらいかを見ていきましょう。
・ヘアークラックは補修材の塗り込み
ヘアークラックとは、幅0.3mm以下、深さ4mm以下の髪の毛ほどのひび割れのことをいいます。
補修はシーリング材や防水補修材を埋め込みます。
費用は約1,000~2,500円/㎡が相場です。(別途、足場代が必要になることがあります)
・構造クラックはVカット、Uカット工法
構造クラックとは、幅0.3mm以上、深さ5mm以上のひび割れのことをいいます。
Vカット工法、Uカット工法は、まず最初にひび割れに沿って電動グラインダーなどでVの形、またはUの形にカットします。
そうすることでガタガタとしているひび割れの中が滑らかになり、補修材が奥まで行き届くようになります。
カット後は内部を清掃し、プライマーという接着剤の役割をする下塗り材を塗布します。
そしてシーリング材を充填し、表面を平にして完成です。
費用相場は約1,200~2,800円/m2です。(別途、足場代が必要になることがあります)
・爆裂は大掛かりな補修が必要
爆裂とは、モルタル外壁のひび割れが進行し、内部の鉄筋が錆びて膨張し、内部から破裂する症状です。
爆裂は、以下の流れで補修をします。
①爆裂が起きている箇所を除去する
②内部を清掃する
③鉄骨の錆びを削り落とし、錆び止め処理をする
④プライマー(接着剤の役割をする下塗り材)を塗布する
⑤樹脂モルタルを充填し、成型
爆裂の補修は程度にもよりますが、1箇所あたり約1,500~3,500円が相場です。(別途、足場代が必要になることがあります)
続いて、サイディング外壁の補修方法・費用相場を見ていきましょう。
・幅1mm以下のひび割れはVカット、Uカット工法
Vカット、Uカット工法とは、最初に電動グラインダーなどでVの形、またはUの形にカットする工法です。
カット後、ひび割れ箇所を掃除してプライマーという接着剤の役割をする下塗り材を刷毛で塗布します。
そこにシーリング材を注入し、表面を平滑にしてひび割れを埋めます。
費用相場は約1,200~2,800円/m2です。(別途、足場代が必要になることがあります)
・部分的な劣化は部分張り替え
部分張り替えは、劣化症状が見られる部分だけを張り替える方法です。
サイディング外壁は複数のパネルを張り合わせて作られているため、部分的に張り替えることができます。
張り替えるサイディング外壁の製品やサイディングの数によって費用は大きく変動しますが、1㎡あたり約3,500円~9,000円と思っておきましょう。(別途、足場代が必要になることがあります)
・全体的に傷んでいる場合はカバー工法や張り替え工事
サイディング外壁全体が傷んでいる、ひび割れによって雨漏りが起きている場合はカバー工法や張り替え工事を行います。
カバー工法は既存のサイディング外壁に新しい外壁材を施工する方法で、費用相場は約110~220万円です。(20~30坪の場合)
張り替えは既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材を施工する方法で、費用相場は約150万円~270万円です。
材質ごとのひび割れの症状や原因、補修方法、費用相場についてご紹介しました。
ひび割れは緊急性の低いものもありますが、場合によってはお住まいの寿命を大きく縮める要因にもなります。
放置すればするほど大掛かりな工事が必要になる場合もありますので、ひび割れを見つけたら点検をご依頼されることをおすすめします。
PAINT BASEでは無料点検・無料見積もりを行っています。
「ひび割れができているけど補修は必要?」
「いくらかかるかだけ教えてほしい」など、なんでもご相談ください。
親切・丁寧に対応させていただきます(^^)/
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