【施工中】神奈川県鎌倉市・シャーメゾン(積水ハウスのアパート)｜外壁塗装・付帯部塗装

アパートの周りを囲むように足場を組みました。飛散防止ネットも張って、塗料などが近隣に飛び散らないよう防止しています。

高所にも安定した作業場ができたので、職人が安全に作業できます。集中力も上がるので質の高い工事になります。

コーキングは新しく打ち替えるため、まずは劣化した既存コーキングを撤去して内部を清掃しました。

こちらが使用するコーキング材のSRシールNB50です。耐久性が高く、コーキングに見られる『ブリード現象』が発生しにくいので建物の美観を維持します。

専用プライマーを塗布し、コーキング材の接着力を高めます。

コーキングガンでSRシールNB50をたっぷり充填してヘラで均しました。この後、半乾きになってからマスキングテープを剥がして仕上げました。

ドアは足元の部分の塗装が剥がれて錆びも発生していました。

関西ペイントのスーパーザウルスIIを塗布していきました。赤錆色ですが下塗りなので仕上げとなる色ではありません。

セメント板化粧板は大きく塗装が剥がれて目立っていました。

入念にケレン作業(ヤスリがけ)をしてハイブリットシーラーエポという下塗り材を塗布しています。

雨水や紫外線の影響を受けやすく、劣化していた庇も塗装していきます。

庇、オーバーハング水切り、笠木の下塗りはエスケー化研の#1000プライマーを使用しました。

庇同様、笠木も外的ダメージを受けやすい場所です。

下地の素材や状態にあった下塗りを塗ることで仕上がりの美しさや持ちが大きく変わります。

こちらのオーバーハング水切りはアルミ製のものです。

溝にもしっかり下塗り材が行き届くように塗布し、この後に塗る仕上げ塗料の密着性を高めました。

軒天は日が当たりにくくカビやすいので湿気に強い塗料を選択しています。

屋内外にも使用できる水性ミラクシーラーエコで下塗りをしました。防カビ・防藻性を兼ね備えた湿気に強い下塗り材です。

軒天には写真に写っているケンエースを。その他の付帯部にはエスケープレミアム無機マイルドを使用します。

玄関ドア枠は刷毛で少しずつ、上から下へと塗装していきました。仕上げ塗料を塗布したことでサビ止めの効果が長続きします。

古びて見えていたセメント板化粧板も中塗りをすることで一気に美観が戻ってきました。

庇はローラーが行き届きにくい周りをぐるりと塗装して、最後に中心部分を塗装していきます。

中塗りと上塗りは同じ塗料を塗ります。中塗りだけで均一な膜厚を作ることは不可能だからです。

とは言え、中塗りの段階から丁寧に塗装し、できるだけ均一に塗装していきます。

他の付帯部と違い、湿気に強い軒天は軒天に適したケンエースで塗装していきました。

外装の中で最も日が当たりにくい部分なので、湿気やカビに強い塗料です。

雨樋も塗装していきます。ヤスリがけをして塗装に入りました。

軒天以外の付帯部に使用しているエスケープレミアム無機マイルドは超耐候性、超低汚染性、防カビ・防藻性などの機能で部材を丈夫に美しく維持します。

軒天・雨樋以外の付帯部の色は25-50Aというカバルストーン色で塗装しています。

カバルストーンとは「石畳」という意味で石畳の様なグレーの色を言います。

艶は5分艶で品があり、ほど良い重厚感もあるデザインに仕上がりました。

傷みやすい笠木も十分な膜厚でしっかり保護することができました。

新品のような美しい水切りに変わっていきました。

雨樋はアクセントとなるよう、清潔感のある色で塗装しています。

外壁はモルタル外壁とサイディング外壁の2種類が使われていました。

モルタル外壁にはアイカ工業の一液水系浸透型カチオンシーラーを使用しています。名前の通り外壁に浸透し、外壁と仕上げ塗料を密着させます。

サイディングはエスケー化研の水性SDサーフエポプレミアムで下塗りをしていきます。

厚みのあるサイディングボードなので溝までしっかり塗料が行き届くように毛足の長いローラーを使用しました。

外壁の塗料も素材によって選択しています。モルタル部にはジョリパットフレッシュを使用しました。

既存の風合いを残したまま、マットな砂壁状の質感を損なわずに仕上げることができます。また、親水性があるので美観を長く維持してくれます。

サイディング部にはエスケープレミアム無機を使用しました。写真のネイビーの塗料缶です。

超耐候性で期待耐用年数が約18～20年と長く、超低汚染性で美しさを長期間保ちます。費用は高めですが、次の工事までの期間が長くなります。

モルタル部の色はジョリパットフレッシュのニューカラー、5404です。自然で落ち着きのあるブラウンです。

サイディングは19-70Cというペールブラウンに近い、薄茶色です。5分艶を選択されたのでナチュラルモダンなテイストに仕上がりました。