塗装してはいけない屋根・外壁

先日当社にご相談いただいたお客様が持っていたお見積りに「塗装してはいけない屋根や外壁」なのに、そこに配慮されていない記載があり驚きました。
そういった知識の無い塗装業者も実際にまだいるんだなと感じ、今日はこの内容について書いていこうと思います。

外壁や屋根の塗装を考えていらっしゃる方は、ぜひご一読ください。

目次

安心して長くすみ続けることができるように

屋根や外壁の塗装は、安心して長くすみ続けることができるようにするために行うものですよね。

塗装してはいけない屋根や外壁を知識や経験の浅い塗装業者に塗装されてしまうと、塗装して2~3年で葺き替えが必要になったり、外壁であれば塗料がすぐに剥がれ、家の壁がぼろぼろになることもあります。

塗装してはいけない屋根や外壁

塗装してはいけない屋根

パミール屋根(ニチハ)

パミール屋根(ニチハ)

施工後10年前後で不具合が見つかることの多い屋根で、テレビでも報道されました。現在は販売されていません。

2008年以前に建てられた家が要注意。この上に塗装をしても2~3年で屋根材そのものが剥がれ、結局葺き替え工事が必要になります。

日本瓦(和瓦)の屋根

日本瓦(和瓦)の屋根

瓦は、陶器の食器と同じです。何百年前の歴史的な茶碗がきれいなままであるように、基本的には瓦に塗装するメンテナンスは不要です。

ただ、衝撃による割れには注意が必要なのと、漆喰はメンテナンスが必要です。瓦下に防水シートを施工してる場合は、メンテナンスが必要です。

屋根塗装をご検討の際は、屋根材が何かは必ず確認するようにしてください。
セメント瓦とモニエル瓦は下塗り材が異なるため、その見極めができない塗装業者に依頼してしまった場合は、塗装が数年で剥がれてしまうこともあります。 

塗装してはいけない外壁

難付着サイディング

難付着サイディング

難付着サイディングとは、メーカーで何かしらの汚れが付きにくいコーティングが施されているサイディングです。

これらの外壁は、汚れが付きにくいため、その分塗料も接着しにくい。それを知らずに通常の施工をすると、2~3年で塗膜がはがれてきます。

ジョリパッド外壁

ジョリパッド外壁

ジョリパットとは、デザイン性と耐久性に優れた塗り壁で、アイカ工業株式会社から販売されている外壁材です。

汚れは洗えば落ちます。そして、色あせは、ジョリパッドフレッシュという専用の塗料がありますので、それで塗装することが必要です。 

重要なことは3つ

  • 塗ってはいけない屋根や外壁があることを知っておく
  • きちんとした知識と経験のある業者に相談する
  • 安心して長く住み続けられる塗料や屋根材を購入する

塗装の耐用年数だけでなく、一部の屋根材料(例えば、鉄、鋼、アルミニウムなど)は、塗装すると発炎の危険性が高まるものもあります。
また、一部の材料は塗装によって形状や強度が変わり、劣化する可能性もあります。

一部の伝統的な建築様式(例えば、古い歴史的な建物など)は、塗装することが推奨されない場合もあります。
これは、建物の歴史的な観点から、建物の外観を損なわないようにするためです。
鎌倉にはこういった昔ながらの建造物も多く存在しているので、私たちは塗装してもいいのかという観点からも点検や配慮を行います。

屋根や外壁塗装で失敗しないために

知識や経験の浅い塗装業者に塗装されてしまうと、塗装して2~3年で葺き替えが必要になったり、外壁であれば塗料がすぐに剥がれ、家の壁がぼろぼろになることもあります。

安心して長くすみ続けることができるように、今日ご紹介した3つのポイントをぜひ覚えておいてくださいね。

当社では、実際に「他社で取ったお見積りの内容を、ほんとうに大丈夫なのか一緒に確認して欲しい」といったご相談も承っております。お気軽にご連絡ください!
地域密着で長く神奈川県で対応している当社が、専門知識と経験からお話を伺わせていただきます。

地域密着
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